管理業務主任者試験の合格を目指しておられる方の中には、マンション管理士試験とのダブル受験を検討される方が少なくありません。
なぜなら、管理業務主任者試験とマンション管理士試験の試験範囲の多くの部分が重複しているからです。確かに同じ範囲の勉強で二つの資格の取得を狙えるので、同じマンションの管理に関する業務に就いておられる方であれば一度に取得できるに越したことはありませんね。
マンションや不動産の管理に関わる会社に就職する際などには、これら二つの資格を持っているということは大きな評価につながるでしょう。
この記事では、管理業務主任者試験とマンション管理士試験の試験範囲や難易度の違い、日程の問題、そしてダブル受験を目指す際の注意点などについて解説します。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験の試験範囲はどのくらい一緒か
では、具体的に管理業務主任者試験とマンション管理士試験の試験範囲はどのくらい一緒なのでしょうか。
| 管理業務主任者試験 | マンション管理士試験 | ||
| 法令分野 | 民法・その他法令 | 約10問 | 約6問 |
| 区分所有法など | 約7問 | 約12問 | |
| 標準管理規約 | 約6問 | 約8問 | |
| マンション管理適正化法 | 5問 | 5問 | |
| 管理実務 | 標準管理委託契約書等・会計 | 約9問 | 約4問 |
| 建築・設備 | 約13問 | 約15問 | |
| 合計 | 50問 | 50問 | |
※各試験の出題範囲の記載には違いがありますが概ね同じです。正確な出題範囲については、各試験の受験案内をご確認ください。
各分野での問題数に違いや各論点で求められる部分に多少違いはありますが、大枠としてはほとんど一緒であることがわかります。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験のダブル受験を目指す人が多いのもうなずけます。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験の難易度の違いは
次に、管理業務主任者試験とマンション管理士試験の難易度の違いを判断する上で抑えておきたい、各試験の合格率と必要とされている勉強時間についてみていきましょう。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験の合格率
ここ数年の各試験の合格率は以下の通りです。
| 年度別合格率 | 管理業務主任者 | マンション管理士試験 |
| 2010年度 | 20.1% | 8.6% |
| 2011年度 | 20.7% | 9.3% |
| 2012年度 | 21.9% | 9.1% |
| 2013年度 | 22.5% | 8.2% |
| 2014年度 | 21.0% | 8.4% |
| 2015年度 | 23.8% | 8.2% |
| 2016年度 | 22.5% | 8.0% |
| 2017年度 | 21.7% | 9.0% |
| 2018年度 | 21.7% | 7.9% |
| 2019年度 | 23.2% | 8.2% |
| 2020年度 | 23.9% | 8.6% |
| 2021年度 | 19.4% | 9.9% |
| 平均 | 21.87% | 8.62% |
平均は管理業務主任者試験が21.87%、マンション管理士試験が8.62%となっています。合格率から見るとマンション管理士試験の方が難易度が高いと判断できます。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験の合格に必要な勉強時間
各試験に合格するために必要とされている勉強時間は以下のとおりです。
管理業務主任者試験…300時間
マンション管理士試験…500時間
試験の合格に必要とされる勉強時間については、その人の事前に持っている知識や勉強することのできる環境などによっても左右されるため一概には言えません。
しかし、管理業務主任者試験よりもマンション管理士試験の方が合格までには多くの勉強時間が必要になるようです。
ダブルで対策を取られるなら、より効率的に勉強を進める必要があるので、合格実績のある通信講座などを利用するのが良いでしょう。
アガルートのダブル受験カリキュラムであれば、受講料無料に加えて合格お祝い金も進呈されますので、モチベーションも上がりますよ。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験の日程
次に、管理業務主任者試験とマンション管理士試験の試験日程について確認をしておきましょう。試験範囲がかぶっているとは言え、それぞれの試験用の対策は必要になるからです。
各試験のスケジュールは下記のとおりです。
管理業務主任者試験…12月上旬
マンション管理士試験…11月下旬
実際には、例年マンション管理士試験が11月の最終日曜日に実施され、管理業務主任者試験がその次の日曜日に実施されます。
つまり、マンション管理士試験が終わると同時に管理業務主任者試験に向けて調整が必要になるということになります。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験のダブル受験をする際の注意点
最後に、管理業務主任者試験とマンション管理士試験のダブル受験をする際の注意点について考えてみようと思います。
やはり、気になるのはスケジュールの問題です。
マンション管理士試験の次の週が管理業務主任者ということになるので、マンション管理士試験が終わったらすぐに管理業務主任者試験の対策を始める必要があります。
マンション管理士試験の方が難易度が高いことを考えると、試験対策については問題ないかもしれませんが、働きながら勉強時間を捻出するのは簡単ではないことが多く、2週連続での試験はやはり大変なものです。
そして、2週連続での試験ということになると2週連続で日曜に試験を受けることになるわけですが、不動産の売買や賃貸をメインにされている会社や部署で働いている場合には、2週連続で日曜日に休みをとることが難しいケースもあるかもしれません。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験のダブル受験は可能
管理業務主任者試験とマンション管理士試験をダブルで取得することは、不動産関連の仕事をするにあたっては大きな強みになるでしょう。
スケジュール的な難しさはありますが、管理業務主任者試験とマンション管理士試験のダブル受験を狙うことは可能です。
試験と試験のスケジュールがタイトなため、試験を受ける日も含めて、マンション管理士試験と管理業務主任者試験のためのまとまった時間を作っておくこと、そして隙間時間をしっかり活用していくことが必要になるでしょう。
管理業務主任者試験とマンション管理士試験のダブル受験に対応したテキスト、問題集も多くありますし、通信講座でもスマートフォンやタブレットで効率良く勉強することのできるようになっています。
しっかりとした計画を立てて管理業務主任者試験とマンション管理士試験のダブル合格を目指しましょう。
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